2015年10月14日水曜日

ライフスキルは生きる力


ラグビー日本代表の活躍は素晴らしかったですね。まさしくイノベーション。
スポーツする目的にライフスキルの養成があります。アメリカではハイスクールでライフスキルを引き上げる教育が行われています。
ライフスキルは幼少から学んでいます。家族の仕組みが、ライフスキルを育む上で大きな役割をします。ライフスキルは家族間で学ぶからです。
破綻した家族からライフスキルを学ぶのは困難です。ライフスキルを学べなかったこどもは成人してから苦労します。生きづらさの原因が分からないまま、逃げるようにして遊興に時間と費用を使います。ますます苦しくなり、重度な依存へ移行していきます。この種の人が増える程社会のモラルは低下し、因果関係は複雑化します。
ライフスキルは生きる力です。



ドラッカーの言葉
知力や想像力や知識は、あくまでも基礎的な資質である。それらの資質を結果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。知力や想像力や知識は、限界を設定するだけである。
ドラッカーが「ライフスキル」を意識して話しているのはどうか分かりませんが、この成果のあげる能力がライフスキルなのです。
ライフスキルは、全部で10あります、 
・自己認識スキル Self-awarenessr
・共感性スキル Empathy
・効果的コミュニケーションスキル Effective Comunication Skills
・対人関係スキル Interpersonal relationship Skills
・意志決定スキル Decision Making Skills
・問題解決スキル Problem Solving Skills
・創造的思考スキル Creative Thinking
・批判的思考スキルクリティカル思考) Criticai Thinking
・感情対処スキル Copingwith Emotions
・ストレス対処スキル Copingwith Stress 
以上10の技術のことです。
まとめると次の5つに集約されます。
1.自己認識スキル
2.意志決定スキル
3.コミュニケーションスキル
4.目標設定スキル
5.ストレスマネジメントスキル

集約した5つのスキル


1.自己肯定スキルセルフエスティームスキル
セルフエスティームとは、自尊感情、健全な自尊心などの意味です。

自分のよいところを発見し、好きになり、自分を大切にできる自己肯定能力で、そのスキルにより他者(まわりの人)を肯定するのも可能にしますので、対人関係スキルによい影響を与えます。
私たちは毎日頻繁に選択作業の繰り返しを行っています。
いくつかの選択肢の中から最も望ましいと考えられるものを1つ選択できる能力。
人間関係を損なうことなく上手に自己主張(アサーティブ)できる能力
4.目標設定スキル

自分がしたいことを達成するために実行可能な計画を立てることができる能力モチベーションとも強く関連したスキルです。
有害なストレスを引き起こさないようなライフスタイルを実践できる能力

それでは、ライフスキルモチベーションを高めて、本当の自分を動かしてみましょう。
この5つのライフスキルは、それぞれ補完関係にありますので、もっとも、弱いライフスキルに他のライフスキルも引き下げられる結果になります。
たとえば
目標設定スキルは、ライフスキルの創造的思考スキルと批判的思考スキルをまとめたものです。期限のない目標は目標ではないので、時間を管理するスキルとも言えます。
どのような目標も期限を定め、期間内に必要な行動をするから達成できます。期間内にできなくても達成はできますが、人の一生には時間の制限があることを考慮すれば、期限のない目標は小さなものであっても現実的ではありません。
創造的な作業は、主観的な力が効果的に影響しますが、それだけでは自己満足になりがちです。客観的な力が加わることで、目標を持った活動が可能になります。その柱になるのが「時間」です。

それでは目標管理スキルについて「時間管理で悩む人」を課題に簡単に説明します。
時間管理で悩む人の特徴には3つあります。
・仕事をためてしまい時間に追われる人
・ 時間制限をしないで、時間に追われる人
・ 仕事量が多すぎる人
以上の内、2種類の時間に追われる人は、どちらも目標設定が苦手です。
仕事をためてしまい時間に追われる人は、すぐに取りかからないのが特徴的です。
すぐにやってしまえばなんでもないことを先送りするので、どんどんたまってしまいます。
たまると、なにからどのように片づけるかに腐心します。
つまり生活の大半が感情に支配されます。感情は生活を豊かにするのに欠かせないものですが、起きている間ずっと感情が垂れ流して動いている状態とは、考えても仕方のないことを考えている状態になります。
この「考えている」の意味は、自分の脳と感情と身体が統合されたものではなく、感情で考えている状態、感情的な行動に終始しています。ですから計画的に進めることができません。すぐに結果を求めて結果が出ないことはしようとしなくなります。なにごとも、特に重要なことは時間がかかるものです。

ですから計画的にロスのないようにしないと達成できないものですが、計画もなしに取り組んでうまくいかないとすぐにやめてしまうので、成功体験が乏しいので、ますます辛抱強く取り組むことを苦にします。
禅は感情的な暮らし方を戒めて、いまこの「瞬間に打ち込む喜びを唱えています。
禅は限られた条件で最上のものを引き出す喜びも時間制限の大切さを教えています。
時間を制限しない生き方とは、ダラダラと過ごす原因になりますが、感情が垂れ流しの状態の生活を歯止めしない生き方といえます。つまり時間に追われる生き方とは、感情的な行動が多い生活なのです。
このような問題の原因を知って、実際にできるようになっていくのが「ライフスキル講座」なのです。





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