2015年10月18日日曜日

モチベーションを高める手順




モチベーションを高めるにはコツがあります。目標設定スキルの出番です。
時間差を作らずに、次の5つの要素を同時進行することで引き出します。時間差ができてしまうと、気持ちがまとまらないため、やる気が起こりにくいものです。

1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5) 具体的な計画(達成方法のマスター)
以上の5つの内容は次のようになっています。

▼1)目標達成のステップ
STEP 1. 目標達成を考える前の状態)
STEP 2. 目標達成について考えている段階
◎ 達成の難易度と満足度のバランス
◎ メリットとデメリット(気がかり)のバランス
◎ 適切な目標と具体的で適切な計画
STEP 3. 達成したいと思う段階(準備の段階 )
STEP 4. 達成するぞと実行する段階
STEP 5. モチベーション維持の段階
STEP 6. 達成による満足の段階

▼2)3)達成の難易度と満足度のバランス
達成の難易度の適正
達成の満足度の適正
* 適正について漠然とあれこれ考えますが、適正の程度は計画の充実によって調整できます

▼4)メリットとデメリット(気がかり)のバランス
1) 現在のメリット(しない場合のメリット)
2) 目標を達成しない場合のデメリット(しない場合のデメリット)
3) 目標達成した場合のメリット(した場合のメリット)
4) 目標達成する場合のデメリット(した場合のデメリット)

▼5)適切な目標と具体的で適切な計画
・原理原則を遵守している(お客さまを尊重している)
・良いサービスの条件を実現している
 1)商品=必要な商品・サービスがあるか 
 2)売場=商品・サービスが完全な状態か 
 3)ひと=気持ちがいいか
 4)販促=買いやすいか(販促とはひとのスキル)
 5)価格=コストパフォーマンスが高いか(費用対効果が優れている)


さて、冒頭に戻って説明します。
以下の5つの課題(条件)は、どれかひとつをすると効果が出るというわけではなく、ほぼ同時進行することから、モチベーションは引き出されます。
1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5)  具体的な計画(達成方法のマスター)
5つが同時進行しないと、全体像がぼやけてしまい、何度も気持ちが揺らぎ目標達成ステップを行ったり来たりしてしまいます。
そのうち考えているだけで止まってしまいます。
鉄は熱いうちに打てといいますが、打つ時期を間違って、揺らいでいる時期にスタートすると、覚悟が出来ていないため失敗します。
取り組む魅力は、達成時の満足度、実行したときの不安とメリットへの気づきの集合で創造されます。
いくら難易度が適切で、満足度も大きくても、実行段階での不安、いやな思いが強いと気持ちは引いてしまいます。
それでも取り組む決意をするには、不安を乗り越えられると思える具体的な計画がないと不安はなくならないので、行動にまで進みません。
しかし現実には、5つがバラバラに進行したり、何かが実行されなかったりして、いつまでも気持ちの整理ができないまま、モチベーションを引き出せずに準備不足でスタートしてしまうことが多いのです。
特に決め手となる具体的な計画が思いつかないと気持ちはあせるものの身動きできません。当然、結果は意にそわないものになります。
そうして出た結果をやる気がないからと結論づける場合が多いのですが、感覚的な安直な判断は決して望ましいものではないので気をつけたいものです。

特に経験がないことは、予測できないことがあるのが普通です。
あまり考えすぎても意味をなさない場合が少なくありません。
計画段階で考えられることは用意し、考えつかなかったことはその場で対処していくことが欠かせません。
つまり不測の事態は必ず起こる。だから不測の事態に遭遇しても悲観せず、自分の持てる力を使って乗り越えることを計画に織り込んでおくことです。
経験のないことは取り組まないとしていたら、いずれマンネリによって日々の意欲はどんどん低下します。
それを思うと、経験のないことへの挑戦は、とて も素晴らしく成長には不可欠。
経験のないことはいつも、どうしていいのか分からないところから始まります。
だから失敗する場合も多々あります。
だからといって、それを普通だとしていたら負けぐせがつきます。
やがては悲観的な気性を強めてしまうことになります。
経験があってもなくても、1)~4)までの葛藤に結論を出すのは「計画(準備)」です。
自分のできる範囲可能な限り準備することが、楽観的気性を身につける糸口になります。
自分のできる範囲で案外見落としがちなことが「聴く」ことです。
分からないことは積極的に「聴く(傾聴)」ように」するようにしましょう。
身近な上司、先輩はもちろん、本から街の光景まで自分が関わるすべてはその対象です。どこからも分かるまで聴くことはできます。

2015年10月17日土曜日

ライフスキルってなんだ













努力家で、とっても性格のいい、やさしい人が、人生の大事な場面、たとえば恋愛、仕事、試験などで失敗してしまって、「自分なんか」と思うことも少なくありません。
ビジネス研修を受けて、お客さまの会社を訪問、用意した資料、プレゼンの段取りも万全。
なのに・・・・本番になると準備した50%の力しか出せない。
自分の話すことを本当になって聴いてくれるのだろうか、話を聴くより、コイツになにができるのだろう。
そんな目で観られているような気がして、なんとか平静を繕うものの内心は不安とあせりの洪水状態。
どうして、そんなふうに考えてしまうと思いますか?

誰だって不安になることはあるのですから、「自分なんか」と思う必要はありませんよ。
あなたの能力が人と比べて劣っているわけでもない。
ただライフスキルが少しだけ不足しているのです。

ライフスキルとは、分りやすく言うと「生き方の技術」のこと。
世界保健機構(WHO)が必要として定めたライフスキルには以下の10項目があります。
ライフスキルは、全部で10あります、 
自己認識スキル Self-awarenessr
・共感性スキル Empathy
・効果的コミュニケーションスキル Effective Comunication Skills
・対人関係スキル Interpersonal relationship Skills
・意志決定スキル Decision Making Skills
・問題解決スキル Problem Solving Skills
・創造的思考スキル Creative Thinking
・批判的思考スキル(クリティカル思考) Criticai Thinking
・感情対処スキル Copingwith Emotions
・ストレス対処スキル Copingwith Stress 


以上10の技術のことです。
自分の願望を実現したり、自分らしく生きるには、スキル(技術)が必要なのは、車の運転には車の運転技術が必要なのと同じ。
車を運転できるようになったのは、車を運転しようと意識してトレーニングを受けたからです。
ライフスキルも同じです。
ライフスキルは車の運転よりも大事な技術です。
それなのに意識されることもないのは、生きる技術ってあまりにも当たり前すぎるから。
不足が生じているのも、能力不足より意識することがなかったからです。
ライフスキルを身につけていないと、どうなるのでしょう。
自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、問題を解決できなかったり、周囲に流されてしまったりします。
つらいときにどうしていいかわからなかったりします。
努力家で、とっても性格のいい、やさしい人が、人生の大事な場面、たとえば恋愛、仕事、試験などで失敗してしまうことが少なくないのは、そういうことなのです。
これは、性格や頭のよさの問題ではありません。
「生き方の技術」は、みんなどこで身につけているのでしょうか?
学校や家庭などで、学んでいくのですが、ほとんどは知らない間に無意識に学んでいます。
性格や頭のよさとして片付けられてしまうので、「私なんか」というように自信喪失につながってしまいます。
原因は努力できない性格にあるんだとか、頭が良くないのだと思ってしまうからです。
でも、そうではありません。
意識しなかったために、ライフスキルの身につけ方を間違えているだけなのです。
クルマでいうなら、間違ったドライビング・テクニックで、運転しているようなものにすぎないのです。
クルマの運転と同じく、コツがあるのです。
誰でも分る技術ですので、練習すれば身につけることもできます。
そして、コツは、いったん身につけると他のことにも応用できます。 
身につけたライフスキルは、いったん身につけると他のことにもどんどん使えますから、早ければ早いほど、後々影響力が違います。


恋愛で失敗したことから、リスタートしてライフスキルを身につけると、仕事に役立ちます。
仕事で失敗したことから、リスタートしてライフスキルを身につけると、恋愛に役立ちます。
仕事、健康、恋愛・結婚、習い事やスクール、子育て、介護ケア、海外留学・移住、日常のあれこれから、エンターティンメントまで、すべての場面で役に立ちます。
ライフスキルはこどもから大人まで、すべての人に必要なスキルです。
特に、これからお母さん、お父さんになる方は早く身につけrることをおすすめします。
子育てにも強力な力を発揮するからです。
いじめが社会問題になっていますが、いじめられた時、あるいは、いじめたいと思ったときに、どうすればいいかを選択し、行動する力になります。
思春期のこどもさんを持った方にも、大きな支援となります。
だからこそ、これから自己実現に向かって歩んでいこうとする人には、なにがなんでも身につけてほしい。
そしてしあわせをがっちりつかんでほしい。
ひとりの人がしあわせになることは、少なくとも数人は幸福になるのですから。ライフスキルを磨くチャンスがなかったために苦しい生き方をしている人がいっぱいいます。
新しいスキルを身につけるのは、いつからでも遅すぎることはありません。
スキルを身につけていくことは、自分の生き方を最大限、自分にひきよせ、自己実現していくことを容易します。 























2015年10月14日水曜日

大丈夫、きっとうまくやれる。



ライフスキル学習の本来の目的は、個人の人権を擁護し、健康問題と社会問題を積極的に予防することによって幸福な生活を営む点にあります。(WHO、1998)

ライフスキルとは、簡単にまとめると人とうまく付き合い、日常生活における苛立ちやストレス等に対処できるスキルです。

「ライフスキル」は、ストレスに対して「ストレスちゃんこんにちは。また来たの、久しぶりだね」の感覚で上手につきあうことができる力と考えると分りやすいと思います。

WHO が1993年に定めた「ライフスキル」の定義では、個人が日常生活の欲求や難しい問題に対して効果的に対処できるように、適応的、前向きに行動するために必要な能力としています。

つまり人が日常暮らしていくと、「なにを、どうするのか」という課題が頻繁にふりかかってきます。
その都度、自分と対人、社会、環境と調和することが必要になりますが、どうしていいのか分らないとなると、ストレスが生じるものです。


「なにを、どうするのか」を、迅速に考えることができて、適切な判断ができればストレスも最小限度にするおとができるでしょうが、神様ではない凡人には現実には不可能です。

「なにを、どうするのか」以前に、苛立ちやストレスにつきあえる力があれば、落ち着いてベストは判断も可能になります。


大丈夫、きっとうまくやれる。という感覚があれば問題解決している状態にあるというわけです。

でも、これが持てないから不安になるのです。つまり自己信頼感があればいいのです。

しかし、自己信頼感は経験によってしか身につきません。ところが自己信頼感がないと行動に発展しない人が多い。もっというと逃げ出してしまうので、逆に自己否定感が強まります。

成長するチームでは、これを上手に背中を押しますが、自己否定感の強い風土のチームでは逃げ出してしまうことに背中を押してしますのです。

では、大した経験をしていないのに、「大丈夫、きっとうまくやれる。」と思える人は、何を根拠に自分を信頼できるのでしょう?「あなたはOK」というメッセージをもらっているからです。ほとんど育ってきた環境に由来しています。

では、もしあなたが自己否定感が強く理由をつけて逃げ出すことに慣れているとしたら、どうすればいいでしょう。チャレンジをして成功体験で自分を強化する以外にありません。

良い会社は全社あげてチャレンジします。私のために、あなたのために。そのチャレンジが偏ったものにならないようにまず社会に支持される「在り方」を整えます。その上で目標を設定して、先を考えて、準備をして一歩一歩、確実に目標を達成していきます。これも全部ライフスキルなのです。

組織の一員でも、個人でも、当然、慣れていないとストレスの連続です。

ストレスにつきあう力は、個人本人の身体的健康、精神的健康、社会的健康が重要な役割を果たします、WHO(世界保健機構)では、1993年にライフスキルとして以下の10のスキルを掲げています。

自己認識  共感性   効果的コミュニケーションスキル  対人関係スキル  意志決定スキル   問題解決スキル   創造的思考 批判的思考 感情対処スキル ストレス対処スキル   以上10の技術のことです。

いずれも 心理・社会的変化に対する適応能力を高めるのに非常に重要なスキルです。

スキルを身につけるには、心身の発達段階に適合したふさわしい方法で、人格的・社会的発達を促すことが必要で、幼児から成年した後も続けていくことで、心理社会的スキルを育み、強化することで可能になります。

家庭教育、学校教育はもともとそのスキル獲得の一旦を担っているものですが、現実は時に適切でないことも発生しています。

ライフスキル教育は現実を総合的に見直し、幸福な生活を営むスキル獲得をより容易にするためのツールと考えることができます。

ゲンキポリタンでは、教育的アプローチであるライフスキル教育を念頭に置きながらも、教育ではなく、現実に多忙な成人を対象にスキルを補足するアプローチとしていくつかの選択肢をご用意しています。

しかし、そのいずれも治療的アプローチではありません。

なぜならライフスキルは、もともと個人のパーソナリティを変えるためのものではなく、パーソナリティや行動にプラスして使うものだからです。

より自分らしくあるためのスキルであって、本来その個人が求めているスキル、潜在しているスキルをより効果的に引き出すものです。

具体的に言うと、ライフスキルとは、個々人持っている知識、態度、価値観を、実際に行動化するために必要な能力であって、「何をするか、どのようにするか」という場面で、健全な方法で行動することができるように使うスキルなのです。

たとえばあなたがどこかに行きたいと思います。
そのときに歩くもよし、車を使うもよしです。
ライフスキルは、このとき車の役割に相当します。
車を運転するのはあなた自身です。

これからもお分かりだと思いますが、パーソナリティを変えるためのものではありません。より安全で快適に移動を実現するために車を使うように、ライフスキルを使っていただくといいわけです。

これが昔なら混雑も少なく少々機能が低い車でも問題なく使えたものですが、高度で、複雑、多様化する現在にふさわしい車を使えるようにしましょうという提案です。

ゲンキポリタンが展開するサービスは、あなたの前にピカピカの車を差し出すことと、その運転方法をお伝えすることだと思ってください。

それによって、混雑した複雑な社会や環境を快適に走行して、目的地に到達するお役に立てると考えています。




自己認識スキル, 共感性スキル, 効果的コミュニケーションスキル, 対人関係スキル, 意志決定スキル, 問題解決スキル, 創造的思考スキル, 批判的思考スキル, 感情対処スキル, ストレス対処スキル 






ライフスキルは生きる力


ラグビー日本代表の活躍は素晴らしかったですね。まさしくイノベーション。
スポーツする目的にライフスキルの養成があります。アメリカではハイスクールでライフスキルを引き上げる教育が行われています。
ライフスキルは幼少から学んでいます。家族の仕組みが、ライフスキルを育む上で大きな役割をします。ライフスキルは家族間で学ぶからです。
破綻した家族からライフスキルを学ぶのは困難です。ライフスキルを学べなかったこどもは成人してから苦労します。生きづらさの原因が分からないまま、逃げるようにして遊興に時間と費用を使います。ますます苦しくなり、重度な依存へ移行していきます。この種の人が増える程社会のモラルは低下し、因果関係は複雑化します。
ライフスキルは生きる力です。



ドラッカーの言葉
知力や想像力や知識は、あくまでも基礎的な資質である。それらの資質を結果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。知力や想像力や知識は、限界を設定するだけである。
ドラッカーが「ライフスキル」を意識して話しているのはどうか分かりませんが、この成果のあげる能力がライフスキルなのです。
ライフスキルは、全部で10あります、 
・自己認識スキル Self-awarenessr
・共感性スキル Empathy
・効果的コミュニケーションスキル Effective Comunication Skills
・対人関係スキル Interpersonal relationship Skills
・意志決定スキル Decision Making Skills
・問題解決スキル Problem Solving Skills
・創造的思考スキル Creative Thinking
・批判的思考スキルクリティカル思考) Criticai Thinking
・感情対処スキル Copingwith Emotions
・ストレス対処スキル Copingwith Stress 
以上10の技術のことです。
まとめると次の5つに集約されます。
1.自己認識スキル
2.意志決定スキル
3.コミュニケーションスキル
4.目標設定スキル
5.ストレスマネジメントスキル

集約した5つのスキル


1.自己肯定スキルセルフエスティームスキル
セルフエスティームとは、自尊感情、健全な自尊心などの意味です。

自分のよいところを発見し、好きになり、自分を大切にできる自己肯定能力で、そのスキルにより他者(まわりの人)を肯定するのも可能にしますので、対人関係スキルによい影響を与えます。
私たちは毎日頻繁に選択作業の繰り返しを行っています。
いくつかの選択肢の中から最も望ましいと考えられるものを1つ選択できる能力。
人間関係を損なうことなく上手に自己主張(アサーティブ)できる能力
4.目標設定スキル

自分がしたいことを達成するために実行可能な計画を立てることができる能力モチベーションとも強く関連したスキルです。
有害なストレスを引き起こさないようなライフスタイルを実践できる能力

それでは、ライフスキルモチベーションを高めて、本当の自分を動かしてみましょう。
この5つのライフスキルは、それぞれ補完関係にありますので、もっとも、弱いライフスキルに他のライフスキルも引き下げられる結果になります。
たとえば
目標設定スキルは、ライフスキルの創造的思考スキルと批判的思考スキルをまとめたものです。期限のない目標は目標ではないので、時間を管理するスキルとも言えます。
どのような目標も期限を定め、期間内に必要な行動をするから達成できます。期間内にできなくても達成はできますが、人の一生には時間の制限があることを考慮すれば、期限のない目標は小さなものであっても現実的ではありません。
創造的な作業は、主観的な力が効果的に影響しますが、それだけでは自己満足になりがちです。客観的な力が加わることで、目標を持った活動が可能になります。その柱になるのが「時間」です。

それでは目標管理スキルについて「時間管理で悩む人」を課題に簡単に説明します。
時間管理で悩む人の特徴には3つあります。
・仕事をためてしまい時間に追われる人
・ 時間制限をしないで、時間に追われる人
・ 仕事量が多すぎる人
以上の内、2種類の時間に追われる人は、どちらも目標設定が苦手です。
仕事をためてしまい時間に追われる人は、すぐに取りかからないのが特徴的です。
すぐにやってしまえばなんでもないことを先送りするので、どんどんたまってしまいます。
たまると、なにからどのように片づけるかに腐心します。
つまり生活の大半が感情に支配されます。感情は生活を豊かにするのに欠かせないものですが、起きている間ずっと感情が垂れ流して動いている状態とは、考えても仕方のないことを考えている状態になります。
この「考えている」の意味は、自分の脳と感情と身体が統合されたものではなく、感情で考えている状態、感情的な行動に終始しています。ですから計画的に進めることができません。すぐに結果を求めて結果が出ないことはしようとしなくなります。なにごとも、特に重要なことは時間がかかるものです。

ですから計画的にロスのないようにしないと達成できないものですが、計画もなしに取り組んでうまくいかないとすぐにやめてしまうので、成功体験が乏しいので、ますます辛抱強く取り組むことを苦にします。
禅は感情的な暮らし方を戒めて、いまこの「瞬間に打ち込む喜びを唱えています。
禅は限られた条件で最上のものを引き出す喜びも時間制限の大切さを教えています。
時間を制限しない生き方とは、ダラダラと過ごす原因になりますが、感情が垂れ流しの状態の生活を歯止めしない生き方といえます。つまり時間に追われる生き方とは、感情的な行動が多い生活なのです。
このような問題の原因を知って、実際にできるようになっていくのが「ライフスキル講座」なのです。





やらされ感をやる気に変えるライフスキル。

やらされ感をやる気に変えるライフスキル。Add Star

ライフスキルはビジネスに強い影響を与えています。ですから企業は「いい人材」を採りたいと活動します。しかし、採用後、「いい人材」は必要な専門スキルの修得に熱心になるものの、ライフスキルのアップには関心が弱いようです。
それはモチベーションアップと絡んでいますが、数多い要因が絡んだモチベーションの問題は、どうしても複雑です。その前に「ライフスキル」に注目することがモチベーションの問題を改善する上でより効率的になります。


成果主義標榜しているのに、結局は結果主義になり、やる気を追求している。そんなことはありませんか?成果主義がブームになり、自主的なモチベーションアップを求めたものの、失敗に終わった過去はありませんか?
「額に汗してがんばった人が報われる」という意識が日本の精神風土に宿っています。
これにノーを突きつけたのが信長ではないでしょうか?NHKの連続ドラマ「江」での明智光秀との葛藤が興味深いです。光秀の報告は事実だけの報告に留まらず感情的な言葉がつきまといます。信長はこれを嫌います。国会中継を見ていたらキレまくっているかも知れません。
ホントは信長も「額に汗してがんばった人」が好きなのですが、結果を出す上でそれが必然になるだけで、重要なのは成果を出したか、どうかです。
ところが光秀のような意識が罷り通ると、感情的な行動を認めることになる。ここが面白いですね。信長は感情的な行動が多いように見える人物ですが、実はすごく合理的な人物で、ドラマ「江」では繰り返す戦いも天下統一による平和のためということになっています。そんな信長にとって、常に感情的な発言が多い光秀はもっともイヤなタイプになるのも当然かと思います。
結果主義になってしまう会社には、光秀的な発想が充満している場合が少なくありそのことへの改善が必要だということから、成果主義大流行になったと思うのですが、それがなぜダメになるのでしょう。
成果を出すためにはモチベーションが高くないとできない。そこで尻を叩きまくるということが起こってくる。すると光秀式に感情的な表現が好まれるようになってくる。感情的な表現をされると、上司も自分に共感してくれていると錯覚して安心してしまうのです。
しかし結果を変えるには行動を変えない限り、天の恵みがある場合を除いて結果が変わることはないのです。
一時間多く働くことは、一時間多くがんばるという意味ではなく、一時間分、多くの成果を出すことです。逆に1時間少なく働くことは成果を維持しながら休むわけですから、よりいままで以上の成果を出すことに変わりはありません。ですから知恵と工夫がより多く求められます。1時間少なく働いて同じ成果を出せるスキルを持って、1時間多く働くようにすると、より多くの成果が出せます。仕事とは、この繰り返しで、質、量、そして人を大きく育てるものです。
ところが「がんばっているのを認めてくれ」という発想には、知恵と工夫をしてより多くの成果を出すという意味ではないのです。知恵と工夫は貢献度のアピールに使われてしまっているのです。やらん気、やれん気がやれる気、やる気にならないで、やらされている気になっていて、やる気に見せかける作業になっているのです。つまり外に向かず社会に向いていることを意味しています。
尻を叩けば叩くほど、やれん気はやらされている気になります。やらされているとは言えないので、知恵と工夫でポーズ(見せかけ)に走ります。これが繰り返されると見せかけのやる気が組織に蔓延します。当人も成長が止まります。
やれる気に変えるには、やれる方法の発見こそ重要なのです。
それも教えていると言います。確かにそうかも知れません。しかしやれる気には「誰が」という問題がついて回ります。
「あなたにはやれそうと思えても、私にはやれそうにないのです。」という悩みがついて回ります。
あなたと私が違うのは、やる気の問題ではなく、身に着けているライフスキルの違いがあるのです。仕事にとりかかる以前の問題、つまり「自律」とそれを支えている「ライフスキル」の問題があるのです。
やらされ感をやる気に変えるライフスキル。についてもっと深めたいと思いませんか?










2015年10月13日火曜日

ストレスに強いスキル

ストレスに強いスキルAdd Star

人間は「変えられること」しか「変えられない」
変えられることと、変えられないことがあります。それが現実です。
それを認識しないまま、変えられることを変えていくようにしないとストレスが溜まる一方になります。
ストレスに対処するスキル、ストレスマネジメントスキルに注目しましょう。

ストレスにうまく対処できない人。コミュニケーションがうまくできない人も同じ原因を抱えています。

ライフスキルは「自分を知る」ことがスタートです。ライフスキルのひとつであり、基盤となる「自己認識スキル」が乏しいのは、「できない自分」「がんばれなかった自分」を認識することができずに、相手や周囲の人、環境や状況のせいにして責めるからです。
自分の不足を認めることが辛いのは、自分を責めるからです。自分を責めることも、他者を責める必要もないのです。「自分を知る」ことは責めることではなく、ただ「知る」ことです。
知らないと変えることができないから、知るようにするのです。
それを他者のせいにして責めても、他者が変わるわけではありません。
同じように、自分を責めても、自分が変わるわけではありません。
感情的になってしまう人は、この重要な点に気がつかないので、不安になり感情的になり攻め立てます。
自分自身と限界を受け止めて、どこをどのように変えればいいのか、つまり「反省」がリスタートの準備です。反省と責めることは全然違います。
「自分の限界」を超え、「変えられないもの」を無理やり変えようとするのは、がんばりでもなんでもなく、妄想でしかありません。自分の「限界」を理解した上で、今の自分にできることに、集中して考え、行動できると事態は変わります。
それがライフスキルの要です。限界を越えて頑張ろうとする人は、ストレスにつぶされてしまい、ますます感情的になり、自分と自分の一生を台無しにしてしまいます。
ストレスに対処するスキル、ストレスマネジメントスキルに注目しましょう。

eラーニング  揺さぶる "自分越え"講座 開催中

10年後、20年後の自分の作り方

10年後、20年後の自分の作り方

10年後、20年後、
あなたはどんな自分になっていたいと思いますか?
はっきりと言える事は、これまでと同じで、10年後、20年後が突然やってくるわけではなく、毎日の積み重ねで、到達するということ。今日の思考や感情ではなく、行いが未来の自分を作るのです。ですからなっていたい自分をゴールにして、毎日丁寧に歩き続けることが大切なのです。
何を自分にとってのゴールにするかは、私たち一人一人の選択であり、そのイメージも自分が描くことです。。
スポーツ選手がイメージ・トレーニングをするのと同じで、10年後、20年後の自分をイメージすることはモチベーションアップにつながり、実現の力になります。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、ビジュアルで想像することは、分りやすい分だけ、大きな力になります。できるだけ鮮明に色つきのイメージを描いて上を向いて歩くことで、自分を信じる力を強めていきましょう。現実の世界はカラーですからモノクロのぼやけたイメージでは現実的でないといえます。
自分を信じることができると、同じ努力をしていても、信じられない人とは比較にならない成果に発展していきます。
人は健全なライフスキルなしに幸福にはなれません。5つのライフスキルのなかにあなたのイメージはあるでしょうか?5つのライフスキル因果関係で結ばれていて、10年後、20年後の健全な暮らしの実現、つまりめざすゴールには到達するとは、それぞれのスキルでゴールすることに他なりません。
次に5つのライフスキルの一般的なゴールのイメージをピックアップしますので、これに、「こうなればいいな」と思う自分独自のゴールを付け足してみてください。
自己認識スキル】では、
  • 自分のアイデンティティを見つけることができる。
  • ありのままの自分を受け人れる。
  • かけがえのない自分のありのままを受け入れることができる(自己肯定感)。
  • 自分のニーズがわかる。
  • 自分の選択を信頼して、必要な努力は実行できる。
【意志決定スキル】
  • 他人のものでない、自分自身の人生を生きることができる。
  • お互いの自立を尊重できる。
  • 決めたことをやり遂げることができる。
  • 自分をコントロールできる。
【コミュニケーション・スキル】では
  • 自分の意見を率直に表現でする。
  • 自分に誠実に対等なコミュニケーションができる。
  • 感情を素直に表現できる。
  • 悲しいこと、辛いこと、腹がたつことを抑圧せずに感情的にならずに表現できる。親指な関係をつくることが出来る。
  • 親密な関係を維持してお互いを発展させることができる。
  • 健康な境界線を尊重できる。
【ストレスマネジメントスキル】では
  • 悲しいこと、辛いこと、腹がたつことがあってもバランスを保つことができる。
  • 感情を生き生きと表現することができる。
  • 悲しみや怒りなどの感情を健康的に処理できる。
目標設定スキル】では、
  • 自分をマネジメントして。人生を楽しむことができる。
  • 強迫的でない、バランスのとれた生活が可能。
  • そのときどきの変化を楽しむ。
  • 完璧主義ではなく欠点も受け入れることができる。
  • あるがままを楽しむことができる。
5つのライフスキルの集合体が自分を作ります。ある特定のスキルに自分のなりたいイメージがあるかも知れません。あるいは跨っていて、複数のイメージがあることもあるでしょう。全部が自分のイメージということだってあります。5つのライフスキル因果関係があることを忘れずに取り組んでみてください。10年後、20年後のカッコいい自分を創造してみてください。
さて、イメージを膨らまして猛進するのはあなたの役目です。
10年なんてすぐですよ。