アサーティブとは、相手の権利を侵害せずに、自分はどうしたいのか、どう感じているのか、そして何が必要なのかを相手に誠実に、率直に、対等、自己責任で伝えることのできるコミュニケーションスキルです。
このスキルは基本的人権そのものなので、特に難しいものではありませんが、使えるようになるには、自分を尊重できなければ使えません。自分を尊重できるようになるために「自分を正しく知る」ことが重要で、知らないと、ライフスキルのどれもが使えなく危険があります。砂の上にビルは建たないからです。
自分を尊重するとは、自分を否定しない。つまり「自分なんか」というように考えないことが大事なのです。先に話したように「自分なんか」と思って見ても、それで希望まで失うわけではなく、逆に相手や第三者に依存してしまう。そして叶わなかったときには「他人のせい」にしてしまう。非常に不遜な態度なのです。
つまり気を使って遠慮するほど良い印象を与えられないという思わぬ結果になるのです。
それがわかっていないので「不遜」と思うことなく、自分では被害者だと錯覚してしまう。
その原因は、ないとは言えないまでも、また過去に被害者であった場合もあったにしても、どこかで線を引いてやり直さないと、他者を傷つけ不幸にしてしまう危険すらあるのです。
それを防ぐためにも、繰り返して言いますが、「自分を知る」ことはとても重要なのです。
自分を知る方法は、難しくありません。
自分の実現したいことを、自分を傷つけることなく、達成するチャレンジをするだけでいいのです。チャレンジする上で、まずインプットとアウトプットの両方を実行します。
まず何を実現したいのか、自分の内側(内面)にインプットします。
内面にないものをアウトプットできません。本気でないものを本気になれと言ってもできません。楽しくないものを楽しくやれと言ってもできません。自分の中にないものを自分はどうしたいのか、どう感じているのか、そして何が必要なのかを相手に誠実に、率直に、対等、自己責任で伝えることはできません。
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